調査手法
「情勢調査+」では、お客様のご要望や選挙区事情(有権者人口・定数・自治体の合併状況・電話帳掲載率)などを鑑み、2つの調査手法とサンプル数リストから最適な手法をご提案させて戴きます。
電話帳方式
電話帳方式は、選挙区内の電話帳掲載リストを基に電話をかけてアプローチをする手法です。メリットとしては、電話帳ベースで住所が判明しているために地区毎の傾向をみることができるため、地区毎の傾向や合併前の自治体単位での傾向と対策が可能になります。(地区毎の傾向をみるためには、一定のサンプル数が必要です)デメリットとしては、電話帳に掲載していない世帯には電話がかけられないため、特に都心部などを中心に十分なサンプル数が獲得できない場合があります。また、電話帳掲載世帯は一般的に高年齢層なため、回答者の年齢層が60代以上に偏りますが、投票率の傾向と近似するために精度に多大な影響を及ぼすことは多くありません。
RDD方式
RDD方式は、選挙区内にある固定電話に対しランダム無作為に電話をかけてアプローチをする手法です。メリットとしては、電話帳に電話帳に掲載していない世帯には電話がかけられるため、特に都心部などを中心に電話帳方式では調査の難しい地域でも調査が可能であり、かつ精度が非常に高いことから大手マスメディアでも行われる手法です。デメリットとしては、サンプル数を獲得するためのコール数が電話帳方式より多くなる傾向があるために料金が電話帳方式よりも高くなることと、電話番号のみを参考に電話をかけているために地区毎の傾向をみることができません。(別途、調査項目に「郵便番号」を入れることで、郵便番号界までを報告することは可能ですが、回答率が著しく下がるために料金が高くなります)
精度
「情勢調査+」では、より高い精度を実現するための研究を行っております。情勢調査は、その時点での選挙区情勢を表す鏡のようなものです。従って、選挙戦略の立案やPDCAサイクルの遂行のために、選挙の数ヶ月前から定点で観測されることをお薦めしています。選挙情勢の大勢が決まっている状態(告示日や告示日以降)で調査を行った場合の精度は、「電話帳方式」で約3~6%程度の誤差、「RDD方式」で約1~4%程度の誤差にほぼ収束します。